※本記事は広告(Google AdSense等)を含みます。
経営事項審査(経審)では、会社の決算書の数字がそのまま点数に直結します。「どこを見られているか」を知っておくと、ふだんの経営や決算の組み立て方も変わってきます。専門的になりすぎないよう、見られる代表的なポイントを整理しました。
経審と決算書の関係
経審は、公共工事を受けたい建設会社が受ける審査です。そのうち経営状況分析(Y)では、提出した決算書の数値をもとに会社の財務の健全性が点数化されます。つまり決算書づくりが、そのまま経審対策になります。経審そのものは経営事項審査とは?をどうぞ。
使うもの
建設業様式の決算書
見るもの
財務の健全性・規模
結果
点数(評点)に直結
とくに見られるポイント
経営状況分析では、いくつかの財務指標が組み合わさって評価されます。代表的な観点はこちらです。
図:経審で重視される財務の観点
自己資本(純資産)の厚み
利益の積み上げで純資産が厚いほど、財務の安定性は高く評価されやすい。
自己資本比率など
負債とのバランス
借入が過大でないか。負債の重さは評価を下げる方向。
負債回転期間など
利益が出ているか
本業できちんと利益を出せているか。
営業・経常の利益
完成工事高の規模
工事の売上規模。会社の事業規模を示す。
完成工事高
実務のワンポイント
経審の点数は、税務申告の決算書をそのまま使うのではなく、建設業の様式に正しく組み替えた数字で評価されます。科目の振り分けを間違えると点数を損することもあるため、決算の段階から経審を意識した整理が有効です。用語は完成工事高・未成工事支出金で確認できます。
注意したい点
- 評点の計算式は改定される → 指標の重みや算定方法は見直されることがあります。最新の基準で確認を。
- 節税と経審は逆を向くことがある → 利益を圧縮する処理は、経審の点数では不利に働く場合があります。
- 科目の組み替えミス → 建設業様式への変換を誤ると、正しい評価になりません。
この記事の前後に読みたい
本記事は一般的な情報の提供を目的としたものです。評点の算定方法・指標は改定される場合があり、個別のケースの判断・税務や申告の代行・相談対応は行いません。具体的なご判断は、国土交通省の公式資料・税理士・専門家にご確認ください。
